ユニカとユニコーン　～おやすみ前の絵本～

by Alex Fabler

FBT review:

Discover the enchanting world of UniCA and UniCorn, a heartwarming bedtime story for children aged 4 to 8. Written by Alex Fabler, this captivating tale is perfect for parents looking for a soothing, sleep-inducing read for their little ones.

UniCA, a curious and kind-hearted girl, eavesdrops on the chatter of the sparkling stars one night, learning of the birth of a special unicorn. Eager to make friends, the newborn unicorn invites UniCA on an amazing adventure, exploring the mystical forest, racing down rivers, and venturing to the ends of the sea to greet the sunrise. As daylight breaks, the warm sun's gentle yawn lulls them to sleep.

This beautifully illustrated story immerses readers in a world of wonder, kindling imagination and encouraging bravery. It highlights the importance of listening to nature's sounds, showing kindness, and embracing the beauty and warmth of the natural world. UniCA and UniCorn's journey captivates young readers, taking them on a magical voyage before returning to their dreams.

If you're in search of an indie book title that combines mystery and adventure with comforting bedtime themes, UniCA and UniCorn is the perfect choice. Let your child's imagination soar as they explore the night sky and befriend delightful creatures in this heartfelt story.

Publisher Description:

この本は、特に4才から8才の女の子に向けて書かれたものです。夜寝る前に大人が読み聞かせるか、子どもが自分で読んで楽しむことのできる、眠りを誘うベッドタイム・ストーリーです。

星あかりが特別きれいな夜は、空の上で何が起こっているのでしょう。すばらしいできごとに星たちがよろこび、ざわめいているに違いありません。ユニカが部屋のまどからきらめく夜空に耳をすませていると、星たちのおしゃべりが聞こえてきます。それは、ふしぎいっぱいのユニコーンの子が生まれたというニュース。元気な男の子のユニコーンですが、生まれたばかりで友だちがいません。ひとりでじっとしているユニコーンの子に、ユニカは声をかけます。実は遊びたくてうずうずしていたユニコーンの子は、よろこんでユニカを背中にのせます。ふたりは夜の森の中を散歩し、川と競争して海へ出ます。ボートに乗り、夜に生まれたユニコーンの子がまだ見たことのない太陽をむかえに、海のはてへと向かうのです。やがて朝もやが見えてくると、もやの向こうから太陽の大きなあくびが聞こえ、ふたりの子どもが訪ねてきてよろこぶ太陽の声が降ってきます。大地はあたたまり、植物のいいにおいに包まれ、ユニカとユニコーンの子もあくびをして眠ってしまいます。最後のページでは、星たちがおしゃべりを続ける中、ユニカは自分のベッドで夢を見ています。

この本の読者も、主人公のユニカといっしょに星たちのおしゃべりに耳をすまし、ユニコーンの子とうつくしい森や川、海を旅し、最後には太陽やふたりと一緒に大きなあくびをすることでしょう。神秘的な夜の世界と生まれたばかりのユニコーンの子が読者の想像力を刺激し、勇気を与え、夜の森へといざないます。川や海を通って遠くまで旅をした後、夜が朝をむかえる時のやさしい変化が、想像の旅から帰ってくる読者をしっかりと受けとめます。万物のお父さんのような太陽の存在が、心地よい安心感で読者を包んでくれるはずです。自然の音や空想の世界に耳を傾けること、人をいたわる優しさ、自分から声をかける勇気、自然の美しさや温もりを体験することのすばらしさなど、さりげないメッセージが込められています。とてもシンプルな物語なので、読むたびにさまざまな空想ができるような言葉を選び、また、男の子の読者も楽しく読めるように甘すぎない言葉づかいで書いています。